【映画感想】「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」

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「スパイダーマン:ホームカミング(2017)」、「スパイダーマン:ファーフロムホーム(2019)」に次ぐ、トムホランド版スパイダーマンの3作目。公式サイトによると最終章という位置づけです。

予告編

感想

トムホランド版に限らず、スパイダーマンの関連作品(ヴェノムやアメイジングなど含む)を追いかけてきた人に対しては間違いなく最高の作品であると言えます。とはいえ、トムホランド版だけを追っていた人に関しても間違いなく楽しめます。いろんな関連作品を知っているとより楽しめる感じです。ただこの作品の要素を全力で理解しようとすると、観るべき作品が多すぎるというのが唯一の欠点ですね。トムホランド版スパイダーマンはアベンジャーズシリーズと密接に関わっていますし、なかなか難しいです。(個人的にはユニバース形式はあまり好ましくないと思うこの頃です。)

この作品の特徴として、今までのMARVEL作品でほんのりとマルチバースについて語られてきましたが、この作品でついにマルチバースというものについて描かれます。このマルチバースについては、アベンジャーズに次ぐ新しいマーベルシリーズ(マルチバース・サーガ)を描いていくには欠かせない要素です。スパイダーマンという作品は、複数回リブートされてるという点やヴェノムなどの特殊なスピンオフ作品があることも含めて、マルチバース入門に最適な作品です。

単にマルチバース・サーガの繋ぎの作品というわけではなく、きちんとスパイダーマン3部作の最終章としてきれいに描かれているので、マルチバース・サーガに期待する人はもちろんスパイダーマンを追いかけてきた人にも大満足の作品だと思います。

すでにいろいろ情報が公開されているので、興味がある人は何も調べずに観てしまったほうが幸せだと思います。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(字幕版)