【映画感想】「スーパーマリオ 魔界帝国の女神 4Kレストア版」

公式サイト:「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」特設サイト

1993年7月10日にオリジナル版公開。4Kレストア版は2023年9月15日公開。

監督はロッキー・モートンとアナベル・ヤンケル。出演はボブ・ホスキンス、ジョン・レグイザモ、デニス・ホッパーなどなど。

タイトルの通りスーパーマリオの実写映画化作品。怪しいが任天堂の権利表記がある。

予告編

感想

まず劇場公開されるという情報を手に入れたとき、生きているうちのこの作品が劇場公開されることは絶対にないという確信があったので、行かないという選択肢はなかったです。行ったというだけでネタになるそう思いました。

一般的にはクソ映画扱いされていますが、観てみると手放しでクソ映画とは言えなかったです。ストーリーはすごいぶっ飛んでるし、なんでやねんみたいなところが多くて、間違いなく意味わからないです。実写化するにももうちょっとあるやろ、という突っ込みどころが満載です。予告編での突っ込みどころは何のひねりもなくそのままです。

ストーリー周りはほんとに?がいっぱいですが、タイトルにもある地下帝国、ここの世界観だけはよかったです。車の造形だとか構造物だとかそういうのは、どこか世紀末というかスチームパンクというかそういったものが融合した独自の感じが割といいな~と思いました。キノコの設定は微妙ですけどね。

なんかこう惜しいとは思わないけど、スーパーマリオじゃなかったらどうなってたんだろうというのは気になります。申し訳程度のマリオ要素が散りばめられているんだけど、マリオだしとりあえず出して、ストーリーに絡ませとくかという感じなんで、すごい強引に組み合わされてるんですよね。それがあるんでやっぱりマリオじゃなかったらどうなのかな?と思いました。

アニメ版スーパーマリオと比較しておくと、展開は似てる部分がありましたね。異世界ワープというのはどうやら共通認識のようです。あとは地球と太陽ぐらい違いますね。アニメ版は宮本茂が監修してるので、やっぱ宮本茂ってすげぇんだなと再認識しました。

B級映画が好きな人にはいい仕上がりになってるかなと思います。気合い入れてみる感じでもないので頭を空っぽにしてみると楽しめると思います。

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