【アニメ感想】「グレートプリテンダー」
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2020年に放送されていた全23話からなる詐欺師のお話です。自分たちをコンフィデンスマンと名乗る人たちの世直し?ストーリーです。コンフィデンスマンという単語にピンと来た人も多いと思います。今作の脚本を担当しているのはテレビドラマ「コンフィデンスマンJP」でおなじみの古沢良太さんが担当しています。また、タイトルでピンと来た人は洋楽に詳しい方だと思います。このタイトルと同じ曲名の「The Great Pretender」がED曲となっています。(フレディ・マーキュリー版)
感想
お話の構成としては大きいテーマが5つぐらいあって、それがいくつかに分割されてる少し独特なお話の構成です。アニメーションも背景がちょっとカラフルな感じで独特ですよね。
全体のテーマは、「過去との決着」というのがテーマとして描かれていると思います。お話も各主要メンバーの過去にフォーカスが当たっています。Case1時点では、主人公の枝村以外は完璧に見えていますが、話が進むにつれて、彼らがどうしてコンフィデンスマンになったのかなどの過去が明かされていきます。
面白いところとしては、観ているこっちも騙された!となるところが本作の肝です。話の途中ではどこまでが仕込みなのか分からない状態ですが、最後にネタばらしがあるような感じです。こういうお話の構成だと、1回このパターンをやると「どうせ仕込みなんでしょ」みたいな考えが生まれてくるんですが、ちゃんと最後まできれいにこのパターンで観てる人を騙しているんですよね。特に最終話はすごくきれいだなと思いました。この最終は今までのパターンとは違うきれいさがありました。そういう意味でも騙されました。
世の中にはびこる悪人を騙してお仕置きするというのが基本パターンでこれがまたスカッとして癖になるんですよね。どれだけ悪いかというところもしっかり描いていますし、答え合わせの部分でもしっかりトリックが分かるようになっているのが面白いです。
マジックが好きな人や紹介文でも書いたコンフィデンスマンのファンであれば楽しめる内容なのでぜひおすすめです。また物語の性質上、リベンジものが好きな人も楽しめると思います。
GREAT PRETENDER ※Netflixでも配信してます。
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