【ドラマ感想】「ウェンズデー」シーズン1
基本情報はこちら。
Netflixオリジナル作品の海外ドラマで現在シーズン1(全8エピソード)が配信されています。ティム・バートンが監督・製作総指揮を務めています。配信開始から1週間で3億4,123万時間という視聴時間を記録し、Netflix史上1週間で最も視聴された英語テレビシリーズとなっています。[記事]
作中のダンスシーンがTikTokで話題になるなど、2022年のドラマ作品で最も勢いのあった1本といっても過言はないと思います。
感想
予告編やサムネイルのゴスチックな女の子がランキングに何日も居座っているのでそのうち観ようと思ってマイリストに入れてましたが、Twitterですごく話題になっていたので急いで観ました。
主人公は「ウェンズデー・アダムス」という女の子で弟のいじめを仕返しした結果、学校を退学になり「ネヴァーモア・アカデミー」という学園に転入するところから始まります。主人公の名前にピンときた人もいるかもしれません。本作は「アダムス・ファミリー」という作品に登場する長女のウェンズデーにフォーカスをあてたスピンオフ作品です。ですが、「アダムス・ファミリー」を観たことがなくても普通に楽しめます。僕は観たことないです。
舞台は現代ですが、舞台となる「ネヴァーモア・アカデミー」は特殊な能力を持つ子供たちを集めた学園ということで人狼やセイレーンなどファンタジーでよく観る種族たちが出てきます。現代+ファンタジーというような少し特殊な世界が描かれます。ジャンルとしては、ちょいホラー学園ミステリーものですかね。
ミステリーということで、転校した「ネヴァーモア」周辺では殺人事件が起きており、その犯人を追いかけながら学園生活をおくるというのが大まかな話の流れです。
このお話で特に目を引くのは、魅力的なキャラクターたちです。主人公は頭脳明晰でフェンシングが得意だったり、チェロが弾けたりなどなどとにかく多才っぷりを作中で披露しますが、一方でスマートフォンの使い方が分からなかったり、なぜかサソリをペットにしていたりなど少し個性的な部分があってそこが魅力的です。いろんなキャラクターが登場しますが、一番のお気に入りは「ハンド」です。その名の通り「手」です。何を言っているか分からないと思いますが、「手」だけの存在です。1話から登場し、ウェンズデーを様々な形でサポートします。特にすごいのは、感情表現です。手だけなので会話もできないし、表情などもわかりません。しかし、手の動きだけで観てる側に感情が伝わってくるんですね。これが本当にすごいと思いました。
学園ものメインとおもいきや、ミステリー部分もしっかり作りこまれています。主人公たちの個性的な過去と事件の進展がとても気になって「次も観たい!」とどんどん進められます。観ながら犯人は誰だと予想しながら観てましたが、最後は騙されてしまいました。気になる結末はぜひ実際に確認してみてください。
ホラー要素も少しありますが、コメディちっくなエピソードも多いのでホラーが苦手な方でも全然楽しめると思います。
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