「2001年宇宙の旅」をフィルム版で観た話
今から5年ほど前に2018年10月に国立映画アーカイブにて「ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント」の一環として、「製作50周年記念『2001年宇宙の旅』70mm版特別上映」というイベントがありました。実はこの時にひっそりと観に行っていたのでその時の話です。
※2023/02/06更新 PDFファイルをおまけに追加しました。
参加した経緯
そもそも「2001年宇宙の旅」を観たことがなかったというのと、たしか10月6日(土)だったと思いますがこの時たまたま東京にいてスケジュールがあったので参加していました。
行こうと思ったときには前売り券の販売も終わっていて、残りは当日券のみ、しかも当日券は100席分なおかつ午前中の回にしか行けないという結構厳しい状態でした。当日はめちゃくちゃ早起きして、開館時間が10時なのですがその1時間前の9時に着くように出かけていました。なんとか行列に並んで午前中のチケットをゲットしました。自分より3人後ぐらいで午前中のチケットが終了していたのでかなりギリギリでした…。
感想
実はこのイベント、カンヌ国際映画祭でプレミア上映した後、いろんなところで上映した後、日本でもついに上映という形式になってます。上映前の解説で、上映時に映像が乱れたりなどトラブルがあったところもあったようですが、僕が行った回では全くトラブルなく観れてよかったです。上映スタッフの皆さんに感謝です。
実際観てみると普段見ているものとあまり大差がなくてびっくりしました。フィルムと聞くと想像するのが昔の金曜ロードショーのオープニングであったようなノイズが結構走るような感じかと思いきや、ノイズっぽいのは少なく、すごく滑らかで色合いもきれいでした。きれいといっても最近のIMAXとかDolby Cinemaとは違うきれいさで、この辺りがフィルム版特有の感じなのかなと思いました。IMAXとかのきれいさはすごくクリアな感じなんですが、フィルム版は写真チックなきれいさを感じました。よくよく考えるとフィルムだけでは音は出ないので、音楽もきれいにぴったり合わせないと変な感じになるし、さらに日本語版だと字幕もあるのですごい大変な作業ですよね…。映写技師の方はすごい匠の技を持っているんだろうなぁと思いました。今後フィルムで観れる機会はそうそうないと思うのですごくいい体験になりました。またフィルムで観れる機会があれば行ってみたいです。
作品自体の感想ですが、ストーリーは正直ちょっとよくわからないところが多かったです。(途中1分ぐらい気を失ってましたw)しかし、熱狂的なファンがいるのはすごく理解できました。考察が広がるような見せ方や宇宙船のデザインや宇宙の描写などは魅了される人が多いだろうなーと思いました。映像部分は1968年の映画とは思えないぐらいきれいでした。劇中の衣装やセットは全く古臭さを感じさせないほどに洗練されていて、今使っても全く違和感がないと思います。映像も同じで今でも余裕で通用するレベルだと思いました。
フィルム版は簡単には観れませんが、PrimeVideoの配信や4K版のBDなどが販売されていますので、興味がある人はぜひ観てみてください。
おまけ
もらった資料です。写真だと見づらいと思うので、解説書のほうはそのうちPDFにします。
※PDFファイルにしました。→ダウンロードはこちら
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