【アニメ感想】「機動戦士ガンダム 水星の魔女」シーズン1

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宇宙世紀(U.C.)に属さない新たなガンダム作品になっており、今までガンダム作品を観たことがない人にも優しい設定になっています。また、学園ものや女性主人公などいままでになかった新しい要素もあるので新鮮な感じの作品になっています。

シーズン1時点では、プロローグを含めて13話で構成されています。

2022年のアニメの中では最も話題になった作品の一つだと思うので観た人も多いと思います。

予告編

感想

プロローグを観た時点では、いつものガンダムっぽい展開だなぁと思っていましたが、1話を観てみるとだいぶ一気に明るい雰囲気になってこのプロローグがどう繋がるんだろうと思っていました。キャラクターの見た目はそっくりだけど名前も違うし?となってましたが、だんだん話が進むにつれてプロローグの内容が回収されつつあっておお!となりました。

舞台が学園ということもあって、いろんなクラスがあって、仲間と出会ってといういわゆる王道的な要素はありますが、決闘という特殊な要素があります。この決闘に勝つと、勝った人はなんでも要求できるという何とも中世チックな制度があります。主人公たちはこの決闘に巻き込まれたり挑んだりしながら物語が進んでいきます。この決闘はブレードアンテナという部位を折ったほうが勝ちというルールなので、モビルスーツ同士の闘いですが負けたから死んでしまうなんてことはないです。

シーズン1の時点では、6話あたりまでは普通通りお話が進んでいる感じですが、7話からは大きく転換します。6話まではメインの主人公たちのお話の裏でいろんなことが動いていきます。しかし7話になると6話までひっそり動いていた出来事がだんだんと大きくなっていきます。シーズン1でもっとも衝撃的な話は間違いなく12話だと思います。10話あたりから不穏な空気が流れ始めますが、12話で流れていた不穏な空気が眼前に広がるという感じです。今までの話でモビルスーツ同士の「決闘」はやっていましたが、所詮はルールに基づいた決闘であること、そして主人公たちは学生であることを12話では改めて理解させられます。

まだまだプロローグで語られた部分とアニメ本編でつながっていない部分、シーズン1での衝撃的な最終話からシーズン2も楽しみです。シーズン2は2023年4月からの予定なので今後どのような結末に向かっていくのか今から楽しみです。