【映画感想】「TENET」
映画の基本情報はこちら。
あの「ダークナイト3部作」や「インセプション」、「インターステラー」など数々の名作を作ってきたIMAXおじさんことクリストファー・ノーラン監督のスパイアクション映画です。
映画のタイトルについてですが、後ろから読んでも同じだと思った人はかなり鋭いです。SATOR式と呼ばれる回文が元ネタになってます。これがよくできたもので5×5の正方形で文字が配置されているのですが、上下左右どこから読んでも同じ文章が出来上がるというものです。(詳しくはこちら)
タイトルの通り時間の順行、逆行がテーマの作品となってます。↓の予告をまずは観てみてください。
この予告編を観て面白そうだと思った人は迷わず観たほうがいいので、この記事を今すぐ閉じてPrimeVideoなどで観てください。そしてもう1回観てください。
この映画を一言でいうと「面白すぎる。」これに尽きます。どのシーンを切り取っても映像として素晴らしいシーンが多いです。予告でもありましたが車が逆行しているシーンなどはかなりすごいです。どうやって撮っているのかわからないレベルで、この世界の中では当たり前の現象なんだなと思ってしまいます。
設定もかなり面白いです。この映画の中にはいくつかの基本ルールがあります。
- 過去に戻るには同じ時間だけかかる。(例:10年前に戻ろうとすると、10年かかる。)
- 青は順行(時間が普通通りに進む。)
- 赤は逆行(時間が巻き戻る。)
基本的にはこの3つです。ほかにもあるのですが詳しくは本編を確認してください。特に1番目のルールはかなり面白いと思いました。いままでのタイムスリップものは、何かしらの装置に入ったら一瞬で過去や未来に飛んで行ったりしました。しかしこのTENETという映画、何かしらの装置に入るところまでは同じですが、そこから1時間戻ろうとしたら1時間かかる、つまり装置に入った時点まで戻ろうとすると、戻る分と進む分で2時間かかるわけです。何かと引き換えに過去に行くというのは割とある気がしますが、時間と引き換えにというのはあまり見ない斬新な設定で面白かったです。
ストーリーやキャラクター達もかなり魅力的でよかったです。大多数の人が映画鑑賞後、ニールのファンになっていること間違いなしだと思います。僕もニールはかなり好きです。敵役のセイターもかなりいいキャラクターをしています。逆行世界を自由自在に動いているところが好きでした。ストーリーについては大きくネタバレしてしまうことになるのであまり語れませんが、いろんなところで言われているように難解であることは間違いないと思います。しかし先ほど書いた基本ルールと最初のシーンをよく観ておけばなるほどと理解できるはずです。
音楽やサウンドも…と語りだすときりがないのでこの辺にしておきます。(詳しくはこちら)
ストーリーが難解であるという前評判が躊躇してしまうかもしれませんが、映像体験は間違いない作品なのでぜひ観てほしいです。そして1回だけではなく2回3回と観てTENET沼にハマってほしいです。
2022年12月現在、AmazonPrime会員であれば見放題となっているのでこの機会にぜひ何週もしてください!
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