あの頃の映画の思い出
「映画大好きポンポさん」を観たらふと、子供のころどんなふうに映画を観てたっけ、と思ったので昔を振り返ってみます。年代的には今から20~15年ぐらい前の内容です。
きっかけ
僕が映画が好きなのは間違いなく母親の影響でしょう。テレビ台の棚の中にタイタニックのビデオテープセットを置いていたのを今でも覚えています。
実家の近くのサティ(今はイオンですが…)にワーナー・マイカル・シネマズ(今はイオンシネマ)が入っていたのでそこでよく母親と一緒に行ってました。行くときは決まって朝の一番早いときです。
朝に行くとほとんどの入り口は閉まっているのですが、立体駐車場の入り口だけ空いていてそこのエレベーターから入っていました。マック以外のお店は閉まっているので、照り焼きマックバーガーとQooのすっきり白ぶどうを買って食べていました。ほとんど外食はしなかったので、貴重な外食の機会でした。
あの朝一番の静けさや特別感は今でも記憶に残っています。
映画館の思い出
当時はまだまだ電子チケットのシステムなんてなかったので(PCもやっと普及し始めたぐらい)窓口で座席を指定して購入するという感じでした。窓口で座席一覧のシートを見せてもらって、どこにしますか?という感じで、だいたい窓口の人におすすめを聞いている人が多かったイメージです。座席一覧のシートも真ん中あたりには蛍光ペンでラインを引いてありました。
ロビーでは真ん中の天井に大きなモニタが何枚も円形飾ってあってそこで予告PVが流れていました。イメージとしては円の外側にテレビがついていて、それをつるしている感じ。そこでポップコーン片手に開場するのを楽しみにしていました。
ポップコーンも特別なものでした。映画館以外では食べたことがなかったので、すごい特別感が出ていました。今もあるかわかりませんが、当時はポップコーンにバターの有無が選択できました。塩味のポップコーンに溶けたバターを店員さんがかけてくれるんですね。あのバターのかかったポップコーンは格別でした。
今はあり得ない光景だと思いますが劇場に入ってしばらくすると、スタッフの方が劇場の中で「パンフレットはいかがですか~?」と売り歩くんですね。子供のころはパンフレットがよくわからなかったので、母親に「買わないの?」と聞いたら「高いから買わない」といわれた記憶がありますw当時もパンフレットは大体1000円ぐらいでしたね。始まる前に流れていたルーニー・テューンズの劇場マナーのアニメなんかも懐かしいです。
映画の鑑賞方法とかは教えてもらった記憶はないですね。母親がエンドロールの最後まで観る人だったのでそれに従ってなんとなく一緒に最後まで観ていたと思います。最初のほうはエンドロールの最後までいるんだろうと思っていました。今でも覚えていますが、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」を観たときに衝撃を覚えました。なんと、エンドロールの後におまけ映像が入っていたんですね。こんなお得なことはない!と思ってエンドロールもきっちり観るようになりました。
映画の思い出
母親がWOWOWに契約していたので映画館だけでなく家でも観ていました。WOWOWといえば当時は映画配信系としてはほとんど唯一の存在だったと思います。毎月家にWOWOWの番組表が届くんですね。この番組表を眺めながら、蛍光ペンでラインを引いて母親にビデオで録画してもらうようにお願いするんです。番組表に並んでいるたくさんの映画やアニメはまるで夢のようで毎月楽しみに観ていました。金曜ロードショーも毎週どんなのが来るかなとワクワクしながら、新聞のテレビ欄を観ていました。
子供のころ特に好きだったのは「スパイキッズ」という作品でした。名前の通り子供のスパイの物語です。いろんなガジェットが出てきて、イメージとして007の子供版という感じです。3部作あって3作目は当時まだ赤青メガネをつけるタイプだった3D作品でした。確か夏休みの時期にWOWOWでスパイキッズ3部作一挙放映があって、リアルタイムで約5~6時間近くテレビの前にかじりついてみていました。
観ていたアニメ映画で特に記憶に残っているのは「デジモン」と「ワンピース」ですね。「デジモン」は当時「おジャ魔女どれみ」と同時上映をやっていて、先にデジモンだったので一緒に観に行った兄はデジモンが終わったら外で待ってました。僕は全部観ましたwたしか入場者特典でメタルグレイモンのカードダスがもらえた記憶があります。
「ワンピース」は「カラクリ城のメカ巨兵」と「オマツリ男爵と秘密の島」を観た記憶があります。前者はそうでもないですが、オマツリ男爵は強烈に記憶に残っています。まずはストーリーがとんでもなく鬱展開でした。とらわれた仲間たちが果物?みたいなところの断面からじわーと出てくるシーンと四肢を固定されたルフィが「仲間を返せー」と言いながら首をめちゃくちゃ伸ばしながら戦うシーンは今でも覚えてるぐらいトラウマです。もう一つは上映中に運悪く地震が起きて、中断して外に出ました。最後までは観れましたが、そのあとほっかほっか亭でから揚げ弁当を買おうとしたら、地震直後なので微妙にトラブった記憶があります。
やはりこのころの一番の名作といえば「ロード・オブ・ザ・リング」ですね。当時は「ハリー・ポッター」も観てましたが、不死鳥の騎士団でよくわからなくなったのでリタイアしました。子供ながらにあのファンタジーの世界は心を奪われました。くそでかいトロールが砦を攻撃するシーンやガンダルフが白馬に乗って駆けるシーン、ゴラムとの火山のシーン、語りだしたらきりがないですが、やはり一番好きなのは王の帰還でアラゴルンが亡霊の騎士たちと駆けつけるシーンです。あのシーン子供ながらに鳥肌が立った記憶があります。
あと忘れてはいけないのが「スター・ウォーズ エピソード1~3」です。当時はエピソード4~6は観たことなかったですが、かなり好きでした。EP1のポッドによるレース、ダースモールとの闘い、EP2の闘技場でのジェダイ軍VSドロイド軍の闘い、ドゥークーVSヨーダ、EP3では、オーダー66と師弟対決、今でも思い出せるほど強烈に記憶に残ってます。ジャー・ジャー・ビンクスは当時変なやつおるなぐらいの認識でしたが、ネットを観てみるとめちゃくちゃ嫌われててびっくりしました。
最後に
いろいろ書いてたらめちゃくちゃ長くなってしまいました…。別に昔がよかったってことを言いたいわけではなくて、昔はこんなだったていうだけですね。
最近は好きなものに対してなんか熱を失ってしまっているようなそんな感覚をおぼろげながらに抱いていましたが、ここまで書いてみてまだまだ熱いものが残っているな、と実感してちょっとほっとしました。
なんか冷めてきてるかも…と思い始めたら、昔を思い出してみるのもいいかもしれませんね。というわけで「ロード・オブ・ザ・リング」を観てきます。あと観てなかった「ホビット」も。
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