【映画感想】「RRR」
基本情報はこちら。
あの「バーフバリ」でおなじみのS・S・ラージャマウリ監督の作品です。テルグ語映画界で最もギャラが高い俳優、「進撃のインド人」などの音MADでおなじみのN・T・ラーマ・ラオ・Jr.、「マガディーラ 勇者転生」でおなじみのラーム・チャランのダブル主演!監督、キャスト共に隙がありません。
感想
まずこの映画3時間あるんですよね。観たあと疲れを感じるどころかより元気になって劇場から出ました。
公式サイトのストーリーを見ると、英国植民地時代のインドとかシリアスそうなことを書いていますがエンタメ映画です。ちょっとシリアスかじったとかではなく時速2000km全力ストレートのエンタメ映画です。
インド映画って踊って終わりなんでしょと思ってる人も多いと思います。実際そんな感じですが、正直レベルが違いますよね。それで納得してしまうほどのキレキレぶりです。ダンスに加えて、今作はとにかくアクションもすごいです。そうはならんやろと最初は思うんですけど、彼らの筋肉そしてダンスを観た後だと、そうなるとしか思えないんですよね。それだけの説得力があります。
この映画はどこを切り取っても面白いですが、個人的にお気に入りなシーンが3つあります。「暴徒鎮圧」、「ナートゥダンス」、「肩車」の3つです。まずは「暴徒鎮圧」についてです。このシーンはかなり序盤のシーンですがとにかくスケールがやばいです。どんなシーンかというと警察署に画面を埋め尽くすほどの群衆が押し寄せてくるんですが、この群衆をたった1人しかもひのきの棒みたいなの1本で制圧していきます。こんなのドラクエの世界にいたら魔王なんてワンパンレベルです。
次は「ナートゥダンス」シーンです。ひょんなことからイギリスの貴族っぽい人とダンスバトルをすることになるのですが、ここで披露されるダンスがとにかくすごいです。高速ダンスなんですが、主演2人のシンクロ率がとにかくすごい。400%ぐらいいってます。ダンスシーンもいいですが、ダンスバトルのところもいいです。主演の2人がダンスで無双するのかと思いきや、イギリス貴族もしっかり抗っていくんですよ。これが結構熱い。最初はよくありがちなちょっと嫌味なキャラでずるいことしてくるのかな~と思いきや、レギュレーション遵守しててかなり紳士的です。しかもダンスうまい。
最後は「肩車」シーンです。肩車というと小さい子供をのせてるイメージでどこがいいんや、と思いがちですが、この映画の肩車は筋肉ムキムキの男に筋肉ムキムキの男がのってます。「1+1は2じゃないぞ。オレたちは1+1で200だ!10倍だぞ10倍」という感じです。いや200じゃなくて2億ぐらい行ってるかもしれない。肩車なるまではいろいろあるんですが、この状況で肩車になるという発想がすごいです。肩車になってからもすごいです。肩車になって戦闘力が落ちるのではと思いきや戦車並みの破壊力!とりあえずもう観てくれ。
今回紹介したシーンで公式Youtubeに挙がっているものを↓に貼り付けています。
とにかくエンターテイメントに全力で振り切った映画です。画面からいろんなエネルギーが放出されて、元気になれます。観る栄養剤です!一度観るとRRR(RepeatRepeatRepeat)したくなること間違いなし!あとはトイレなんかで見逃してしまうともったいないので、視聴前のお手洗いは忘れずに!
観た後はこちらのSpotifyを聞いていただくとより面白いです。あの「メタルギアソリッド」でおなじみの小島秀夫監督が本作のS・S・ラージャマウリ監督に直接インタビューしています。
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