【映画感想】「エノーラ・ホームズの事件簿」
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ナンシー・スプリンガー原作のミステリ小説「エノーラ・ホームズの事件簿シリーズ」を映画化したのが本作品となってます。本作品で描かれるのは、原作小説の第1巻「消えた公爵家の子息」です。
主演は、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のイレブンなどを演じたミリー・ボビー・ブラウン、他にも「ウィッチャー」や「マン・オブ・スティール」などでおなじみのヘンリー・カヴィルが出演しています。
本作の主人公であるエノーラ・ホームズの母親ユードリアが突然失踪してしまったところから物語はスタートします。
感想
率直に思った感想としては、ストーリーがすごく現代的だなと思いました。時代設定的には1800年代後半~1900年前半ごろで、まだまだ馬車が走っていて蒸気機関がメインのイギリス、ロンドンを舞台にしています。現代のように多様性はあんまりなく、女性の権利があまり強くない時代を描いています。そんな時代の中、社会的な当たり前に左右されたりされなかったりしながら自らの道を選んで進んでいく、そんなストーリーになってます。
ストーリーの見せ方としても少しめずらしく、主人公のエノーラが視聴者に対して語りかけてくる演出が随所に見受けられます。最初は未来からストーリーの時点に対して語りかけていて、回想チックな見せ方なのかなと思いましたが、時系列どおりに進んでいるので自由奔放なエノーラの性格を表したのかなと思います。
主人公エノーラはシャーロック・ホームズの妹ということもあり、暗号解読や鋭い推理などもしっかり描かれています。ライトなミステリー作品という感じなので、ミステリー初心者の人でも楽しめる内容になっていると思います。
エノーラ・ホームズ1作目ということで、メインとなる人物にフォーカスがしっかり当たりつつも、物語の核となる事件の部分もしっかり描かれていて楽しかったです。本格的にキャリアをスタートさせたエノーラがどうなるのか2作目以降も楽しみです。
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