【アニメ感想】「岸辺露伴は動かない」(アニメ版)

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本作は「ジョジョの奇妙の冒険 ダイヤモンドは砕けない(4部)」に登場する岸辺露伴を主人公としたスピンオフ短編漫画をアニメ化(OVA)した作品です。アニメ化されているのは以下の4エピソードです。

  • #16 懺悔室
  • #02 六壁坂(コレクターズエディションのみ収録)
  • #05 富豪村(コレクターズエディションのみ収録)
  • #09 ザ・ラン

スピンオフ作品ということもあるので、いきなり観て楽しめるかどうかはかなり微妙です。本編視聴後をおすすめします。また、現状は配信サービスで配信されているのはNetflixのみで、配信以外で観ようとするとBDのみとなっています。

PV

感想

主人公岸辺露伴が登場する第4部本編とはかなりテイストも違います。スタンドバトルなどはなく、ジャンルはちょっとホラーチックなミステリーと言えます。アニメ本編と違うところといえば、絵柄でしょうか。アニメ4部のタッチとは違い、アニメ5部のタッチになっています。そのため、目の周りのまつ毛が濃い感じになっていて最初は違和感を覚えると思います。しかしながらそんな違和感は吹っ飛ばしてしまうほどストーリーは魅力的です。

ストーリーは一貫して、岸辺露伴が体験した話として語られていきます。僕個人の感想としては、どのエピソードもちょっと気持ち悪いところを含んでいますが、すべての話が主人公の性格とマッチしているため、岸辺露伴である必要性がきちんと理解できます。この主人公だから面白いエピソードが詰まっておりすごくおもしろいと思います。

どのエピソードも衝撃的で頭から離れない内容となってますが、「六壁坂」と「ザ・ラン」は特にお気に入りです。「六壁坂」は気持ち悪い部分がかなり目立ちますが、話の構成が好きです。前半で伝承の話、後半で自分自身が体験した話とつながっている部分が好きです。「ザ・ラン」に関しては、主人公の性格がよく出ていて好きです。性格的におそらく最もぶつかってはいけない人がぶつかってしまった結果の狂気、これはすごいです。

ちなみにですが、各話の始まりや終わりの部分で4部のキャラクターたちが登場しています。

実写ドラマ版も気になってるので後日そちらも観てみます。

Netflix

BD