【映画感想】「NOPE」

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監督は「ゲット・アウト(2017)」、「アス(2019)」でおなじみのジョーダン・ピール、主演は「ゲット・アウト(2017)」でおなじみダニエル・カルーヤ、他にも「ウォーキングデッド」でグレン役のスティーヴン・ユァンが出演しています。

本来は劇場で観たかったですが、本作品の情報をキャッチしたころにはすでに劇場公開が終わっており、泣く泣くAmazonでレンタルしました。

予告で面白そうと思った人はそのまま観ることをお勧めします。前情報がごちゃごちゃないほうが楽しめると思います。

予告編

感想

人によって合う合わないが激しい内容だと思います。僕は普通でした。

最近皆さんは空を見てますか?この作品を観た後は間違いなく空を見たくなること間違いなしだと思います。最近は、スマートフォン、タブレット端末の普及、ウイルスによるロックダウンなどによって上よりも下を見ることが多くなっているように感じます。そんな現代社会への風刺的な面もテーマとしてあるのかなと思いました。僕は外にいるときは結構空を見上げるタイプ(ほとんど引きこもりですが…)で、快晴の時の青空や夕暮れ時の夕焼け、夜の星空なんかはすごく好きです。特に日によって表情が変わる月は大好きです。そんな空のすばらしさを再認識させられました。

ジャンルとしてはSFホラーになると思いますが、従来のそれとは違います。現代社会への風刺を落とし込んだ作品だと思います。あらすじで語られている主人公たちの行動と同様に珍しいものを見つけたときは、SNSなどで拡散するのは現代では当たり前です。しかしながら、そうやって見世物となったものはどうなっていくでしょうか?あっという間に消費されて、すぐに忘れ去られてしまいます。そんな見世物サイドからの警告も表現されているのかもしれません。

現代社会への風刺もですが、映画業界への批判的なものも表現されていると思います。俳優たちもそうですが、映像の撮影をしている技術者たちフォーカスをあてていて、観た後は敬意を払いたくなると思います。

人を選ぶ作品だと思いますが、いろんなところに散りばめられた思いを紐解いていくのが楽しい作品でもあります。劇場での視聴をお勧めしたいですが、なかなか難しいと思うのでできるだけ高画質(4Kなど)での視聴をお勧めします。

NOPE/ノープ(字幕版) / 4K UltraHD
NOPE/ノープ(吹替版) / 4K UltraHD