【ゲーム感想】「Sifu」
公式サイト:Sifu Game Official Website(英語)
PS版日本語紹介ページ:Sifu | ゲームタイトル
発売日は2022年2月8日です。ジャンルはカンフーアクションです。対応プラットフォームはPC / PS5 / PS4 / Nintendo Switch / Xbox Series X|Sです。今回はPS5版でプレイしました。
このゲームの独特のシステムとして、加齢システムというのがあります。ゲーム中で、体力が0になってしまうと、すぐにゲームオーバーになるのではなく、年をとって復活します。例えば20歳で体力が0になると、21歳になって復活するといったシステムです。年をとると体力が減るというペナルティがある一方で、攻撃力が上昇するというボーナスがあります。年齢は無限ではなく、70歳以上で体力が0になるとゲームオーバーとなります。
プレイしようと思ったきっかけは、Sonyのインディゲーム推進を担当している吉田修平さんが当時Twitterでめちゃくちゃ推してて、それを見て面白そうだと思ったのがきっかけです。ソウル系などの高難易度ゲームも好きだったので、注目していました。ただ一つだけ格闘ゲームが苦手というのがあったので、二の足を踏んでいましたが、年末ぐらいにセール対象になっていたのでちょうどいいと思い購入しました。
感想
刀のように研ぎ澄まされた硬派なカンフーアクション。ゲーム内では年をとるたびカンフーの経験が活きてくる。一方で操作しているプレイヤーは、何度もやられ、ゲームオーバーになることでステージやボスの経験が活きてくる。お互いの経験がどんどん積み重なっていき、無駄のない攻略ができたときすごく気持ちがいい。まるでカンフーマスターになったかのよう。
まず最初にプレイしてみて思ったのはちょっと味気ないかなと思いました。攻撃を受け流ししたり、敵を攻撃するときにあんまり爽快感を感じませんでした。しかし、システムの都合上、攻略が困難になってしまったので前のステージをやり直してみると、面白さに気づきました。操作に慣れたのもありますし、システムを理解したのもありますが、とにかく操作していて楽しい。あんなに苦戦したボスが、ノーデスでクリアできた時の快感はすさまじかったです。
基本的な戦闘システムとして、体勢ゲージというのがあってこれを満タンになると体勢が崩れてとどめの一撃を食らわせることができます。なので、攻撃や受け流しで体勢ゲージを溜めて、とどめの一撃を食らわせて倒すという感じです。ただし、なんでもとどめの一撃を決めればいいというわけではなく、一部の敵はとどめの一撃を食らわせると強力になって体力が全回復するので一応デメリットもあります。受け流しに慣れてくると、すごく気持ちよくて、こちらが攻撃せずとも体勢を崩すことができます。まさにカンフーマスターになった気持ちになれます。
レベル等はありませんが、いくつか成長要素があります。ひとつ目は技の成長要素です。経験値を使って技をアンロックできます。ここでアンロックした技はゲームオーバーになると失われますが、永久アンロックすることもできます。また、技によっては取得の年齢制限があります。ふたつ目は、休憩ポイントである社でいくつかの能力を強化できます。これは、ステージスコアと経験値、到達年齢で強化できるものが選べます。これは、1ゲームを通しての強化なので、ステージをやり直すとそのステージで強化したものはリセットされます。特に技のアンロック周りはちょっとわかりづらい部分です。最初プレイしたとき、何も永久アンロックせずに進めて苦しかったです…。配信しながらプレイしてたら、視聴者の人が教えてくれてやっと理解しました。教えてくれた方ありがとうございます。
ストーリーは父親への復讐という形で、父親の死に関わったものに復讐していくというストーリーになります。全体としては結構短めで、初回クリアは難易度ふつうで10時間程度でした。隠し要素や収集要素もあるので、全部コンプリートしても、15~20時間ぐらいかなと思います。
3月28日に無料アップデートでアリーナモードが追加されました。数ステージやりましたが面白いです。ステージによっていくつか課題が用意されていてそれをクリアしていくという感じです。まだまだ追加がありそうなのでそこも楽しみです。
高難易度ということですが、難易度を途中で下げたりなど救済要素が結構あります。ぜひプレイしてみてカンフーの神髄に到達してみてください。
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