【映画感想】「ジョン・ウィック：コンセクエンス」

2023年12月8日

2023年9月22日公開。

ジョン・ウィックシリーズ4作目で主演はキアヌ・リーブス、そして今回はドニー・イェン、真田広之が出演しています。

予告編

感想

アクションを中心にストーリーが繰り広げられる本シリーズのまさしく一つの到達点。さらにベテランアクション俳優たちの最も得意とするアクションとともに展開していく本作品はアクションファンにとって見逃せない作品。

とりあえずジョン・ウィックシリーズを観てない人は今すぐここまで追いついてほしい。

本作まで観て思うのはジョン・ウィックもここまで来たか！と素直に思いました。そもそも1作目のストーリーって愛犬を殺されて、愛車を奪われて復讐するストーリーだったのにそこから世界をまたにかけるすごいスケールの大きいものになったなぁ…としみじみ思います。

やはり本作の魅力はアクションです。キアヌ・リーブスのアクションも素晴らしいですが、ドニー・イェン、真田広之も素晴らしいです。ドニー・イェンは終始カンフーの達人のような立ち回りがとにかくかっこいいです。とくにコンチネンタル大阪の厨房でのアクションシーンが一番好きでした。普通に厨房で飯食ってるのも余裕のある達人感がありますが、そのあとの小道具を使ったアクションシーンがよかったです。真田広之はやはり殺陣がかっこいいです。刀を使ったアクションはベテランの風格を感じさて、目が離せませんでした。
シリーズの定番としてガンフーはいつも通りありますが、今作はカーフーもありました。わからない人に説明すると、ガンフーは銃を使ったカンフーです。カーフーは車を使ったカンフーです。予告編でも映ってますが、これがなかなか熱くて面白かったです。

カメラワークが特徴的な部分もありました。よくあるアクションシーンだと、人の目線で繰り広げられるものが多いですが、本作ではなんと俯瞰視点のアクションシーンがありました。観てる側は神の目線でアクションシーンが観れて新鮮な体験でした。また、シミュレーションゲームをプレイしているような感覚にもなりました。狭い入り組んだ屋内のシーンでのカメラワークだったので、通常視点だと暗くてよくわからなかったりするので、こういうのもありだなと思いました。

ストーリーは今作でいい感じにまとまったので今後はどういった展開があるのか、一つの注目ポイントではあります。まあ正直ジョンウィックシリーズにあんまりストーリーは求めてないですが…。