【映画感想】「コンスタンティン」
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2005年4月16日公開。監督は「アイ・アム・レジェンド(2007)」のフランシス・ローレンスで、主演は、「マトリックス」、「ジョン・ウィック」でおなじみのキアヌ・リーブスです。公開当時のキアヌ・リーブスは、41歳です。(1964年生まれ)めちゃくちゃ若く見えたのでびっくりです…。
原案はDCコミックス刊行のアメリカンコミック「ヘルブレイザー」です。
主人公のジョン・コンスタンティンは、生まれたときから備わった特殊なものが視える能力を使って悪魔を祓う仕事をしています。ある日引き受けた悪魔祓いの仕事で、いつもとは違う空気を感じ取るところから物語がスタートします。
感想
天国も地獄も、生きるも死ぬも神次第!ルールを破った悪魔は聖属性パワーで地獄に送り返せ!人間界を巡る天界と地獄の代理戦争!
本作品は、宗教色が強く特にキリスト教にまつわる単語や人物名、宗教観などが取り入れられています。が、特に難しい説明があるわけでもなくテンポよく進みます。なので、キリスト教なんて詳しくなくても楽しめると思います。なんかゆかりのあるものなんだなーぐらいで楽しめます。
悪魔祓いというとなんか神父っぽいおじさんが呪文みたいなのを唱えて、「はああ!」みたいなイメージがあると思いますが、本作はそんなものはほとんどありません。祝福されてるメリケンサックや火炎放射、ショットガンで悪魔どもをボコしていきます。結局、物理的なパワーが最強です。作中に出てくる聖なるショットガンのデザインは個人的に好きです。信仰という精神的なパワーと銃という物理的なパワーがきれいに融合してとても良いです。リロードシーンもかっこよくリボルバー式というのもロマンを感じます。メリケンサックの申し訳程度の祝福要素も好きです。
世界観も良いと思いました。世界が天界、人間界、地獄の3つのに別れていて、天界と地獄は人間界に直接干渉できません。しかし、「ハーフ・ブリード」と呼ばれる、天使、悪魔の中間的存在であれば干渉できるという設定です。本作では詳しくは描かれていませんでしたが、おそらく人間界の中で「ハーフ・ブリード」を使って天界と地獄の代理戦争が繰り広げられてるのかなと思いました。この中で主人公たち悪魔祓いがバランスを保っているんだろうなーという想像です。
ストーリーは割とシンプルな感じで分かりやすいと思います。主人公の生い立ちだとかが0から語られるわけではないので、原作を読んでいる人向けなのかな?と思うところもありました。とはいえキアヌ・リーブスのかっこよさが堪能できる作品ではあるので、だれでも楽しめる作品だと思います。
続編の企画も継続されているので、ぜひこの機会に観てみてはいかがでしょうか。
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